ここでは、「HELLPAINTER」が日ごろどの様にキット(ガレージキット)を
ペイントしているのか、その一端をご覧下さい。
とは言っても特別な事は何一つありませんが。
完成品になってゆく過程を知っていただける事と、
ご自身でペイントされるときに何かの参考にしていただければとの思いでアップさせて頂きました。
ペイントに正解、不正解は無く、当工房のペイントもほんの一例に過ぎません。
基本は「楽しく塗る」事が一番です。
それではお気軽にお楽しみ下さい。

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◇引裂飛蝗を塗る
1/6 スケールキャスト製


完成品はこちらから





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ナイトメアモデルズ代表の八木氏原型オリジナル飛蝗男のペイント開始です。
ペイント前にいつもの各パーツを中性洗剤などで湯銭したのち、
気泡、パーティングラインなどをエポキシパテ
(私はウェーブ製のミリプットを使用してます)にて修正します。

今回は目の上を少々盛り上げ、アゴを前に出し両肩を
若干大型化するなどの改造を加えております。
キット自体大変かっこ良く作られておりますので、
改造しなくとも全く問題ありません。
ベースもミリプットにてデコパに盛り上げ、
乾く寸前にスパチュラ等でモールドを入れて作ってあります。
これらが終了した後にサーフェイサーを吹き、全体を確認した後に
いよいよペイントです。







A
頭の中でおおよその最終的な仕上がりを予想し、ベースカラーを決定します。
本品はホームページの完成品販売用製作なので、一度しかペイントしないのであれば
思い切っていつもと違う飛蝗男にしてみたくなり、
アブラゼミの色を乗せる事に決定しました。







B
先ほどのベースカラーに40%程の白を混ぜ、出っ張った部分に
ハイライトとして吹き付けます。







C
赤、黒、黄にて混色したオレンジに近い茶色で、
模様をイメージしながら吹き付けていきます。
最初は軽く、徐々にインパクトを出す部分を決めて行き
強めに吹いていきます。







D
黒70%と赤30%を混色した色を、
更にインパクトの強くしたい部分に吹き付けていきます。
この段階でイメージがほぼ決定してしまうので
精神的にはキツイ作業となります。
シャドウ部分とトップの部分を上手に交差させながら色を付けていきます。







E
いくら茶系の飛蝗男と言っても、やはり定番のグリーンは
どこかに入れた方が良いので、
緑50%と黄30%、白20%で混色した物を、
胸部中央と二の腕あたりに軽く吹き付けます。
全体を2m程離れて一度確認し、
クリアオレンジに黒を若干混ぜたカラーを
ヴィヴィッドにしたい部分に軽く吹いていきます。
先ほどよりも全体的にオレンジ色が強くなり
ツヤも付き、良い感じになって来たのではないのでしょうか。
特に脇腹など影になる部分には、強めに重ねてあります。








F
シャドウ部分にさらに黒を吹き付けていきます。
モールドの高低差を更に引き立たせるため、
一番深い溝に吹いていきます。








G
紙に斑点の模様を描き、デザインナイフなどで
その模様をくりぬいていきます。
これをマスクとして本体に当てながら、肌色を吹き付けていきます。
全身を通して見たときに、目立つ隆起の部分にいれていくとよいでしょう。







H
ここでやっと地獄筆作業の始まりです。
正直写真を見ても、何処をどの順番で塗って行ったか記憶が定かではありません。
センスがどうこう言うよりも、生理的な部分で
「ここはもっと黒く」とか「ここの斑点の間は血管にしよう、ヒビにしよう」など
ほぼ無期限な感じで入れまくっていきます。







I
筆を入れまくった分、全体のコントラストが派手になり
若干筆とブラシの差がついてしまい不自然になるので
ここでまた焦げ茶系の色を全体に吹き付けて落ち着かせます。
そうすると今度インパクトを出したかった部分が
若干弱くなるので薄く溶いた白を
体の中心線に当たる部分に、筆にて着色していきます。
本体の乾きを待つ間、ベースに明るめのキャメルカラーを
筆にてペイントし、ダークグリーンを所々にドライブラシしていきます。






J
溶剤60%と黒40%を混色した色を、ジャブジャブ
ベースのモールドに流れるように塗っていきます。
ベースカラーを落ち着かせ、立体感を出すために
後方に黒を強めに吹き付け全体が乾燥した後に
本体の目や爪など細かい部分に筆入れをし、
半光沢のトップコートを強めに吹き付けます。
最後に目と爪にクリアーを入れ完成となります。

クリーチャー系をペイントする場合の私なりのコツとしては
最初からクリアーカラーを使用せず、つや消しにて色を調節していき
最後のトップコートで発色を強くする方法を取っております。
今回の八木氏原型の飛蝗男に対する私のイメージがこの色です。
いかがでしょうか。




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